取り付けたステンドグラスのミラーです。美しいです。(俺が写ってるからじゃねえかい、と早く言った者勝ち)
「見ていて飽きません」とデザインされた施主の方も喜んでいただき、うれしいです。
あまり他ではなかなか見ません。レアです。オイラたちは良く提案します。
従来は壁ですがミラー加工により、空間の奥行き感がでます。もちろん、ノーマルなミラーで可能ですがステンドグラスを使用することにより、表面の模様の楽しさとお好みの色が華やかに演出してくれます。
黒っぽいライン部分はステンドと同じ、鉛線。
ワイドは800ミリですが高さは2400ミリほどあり、凹んでいる壁の中にクリアランス4ミリで入れ込むのがちょっとたいへんでしたがきれいに納まりました。
このような加工の場合は、工房内でできるだけ1枚もので制作して現場にて取り付けるようにしています。
よく壁にミラーだけでついて、金具がない仕様のものを見ると、何でつけているのか?との質問をよくされます。
下にミラーが乗らない場合はミラー専用の両面テープ、ミラーマットという3ミリ厚のものとミラーボンドという接着剤で取り付けます。
ミラーマットだけの業者もいるようですが、それだけでは耐久性が乏しく、必ずミラーボンドをゴルフボール大に15センチ間隔くらいでつけていきます。
この方法は位置合わせが一発勝負。ずれてついてももう剥がせません。
下部分にミラーがのる場所があれば、ミラーボンドのみでとまります。こちらは動くので調整可能です。ただし2日もすれば固まり、もう外せません。
外す時はつけたミラーを割らないとなりません。
かなり神経使うので、呼吸が合う人としかやりたくない作業なんです。
鹿児島へ出張中のT君、特攻隊が飛んでいった地、知覧に寄って来たとの事。自分の母親のおじさんが特攻隊で飛んでいったので、資料館の手紙などを見て、涙が出てきたと言ってました。
見ていた他の若者が仲間同士で笑いながら見ていたので、ぶん殴ろうかと思ったよ、との事。彼は100キロ近い巨漢ですので暴れるとてこずりまっせ。でも正義感は人一倍強い。あとご老人にメチャクチャ優しい青年。
T君、その感受性の心があれば、ものつくりの資格あるぜ!
今、やっと大阪に到着との連絡で、ゆっくりでいいから安全第一で帰ってきてちょ。