国際大学の世界地図エッチングガラス(建築アートガラス)

ガラスだけで立たせるパーテイションです。自立と言います。室内ですと厚いガラスを使えば、安全上も問題はありません。頭が当たっても割れずにたんこぶできます。

今回は12ミリ厚ガラス、枠がないので上品です。部屋が大きいので小さく見えますが、ワイドは4,8mあります。高さも2,1mと制作、施工もかなりのエネルギーが必要な大きさ。

固めるために2日間ほど固定するので、緑色のテープと直角のベニヤ板で仮固定します。

これだけ大きい世界地図ですと、ただケシただけではチープに見え、くもりフィルムを貼っているかのようになるためにコーディネーターと打ち合わせて9ミリ丸のドットで彫りました。

原寸の世界地図を描き、ドットの縦横軸を合わせながら、陸を作っていきます。小さな島が集まっている場所はそりゃ~たいへん。陸だか海だかわからなくなります。

英語と地図部分が重なる場所は3ミリの透明を意識して作ります。このようにすると同化せずに文字が浮き出てきます。

文字の字体を正確にはもちろんですが、一番注意することはスペル、つづりを間違えないこと。これを間違うとすべてがオジャンになりますので。

漢字でも油断はできません。特に苗字。

難しい苗字でなくとも「さいとう、わたなべ」さんだけでも何種類もありますから。