建築アートガラス造形

建築アートガラスの仕事では、エッチング彫刻やステンドグラス以外にガラス材での造形の仕事依頼もあります。

写真は曇りのガラス材を柱状に組んだもの。この場合、四隅が45度で合わさるようにするので、箱状の寸法出しが特殊なので気を使います。

WxDは350mm 高さは2,2mが10本、施工は細かい寸法調整でヘヴィーでした。

もっとヘヴィーだった、S字のガラス一枚がw250mmH350mmのガラスを300枚くらい、これを組んで4mくらいの造形です。

まずS字にガラスを曲げるのが難しいですが、そこは曲げガラスに命かけてるTZ親方、見事に曲げてくれました。

曲げたS字ガラスを台形にカット、こちらもカット名人のMZさん、お見事。10ミリガラスのS字は普通の職人さんではハンドカット出来ません。普通じゃないリンゴ握りつぶせるMZさんしか。

このように特殊や大型の建築ガラス造形は、腕の良い人たちとのコラボが出来ることが大切。でも腕の良い職人は簡単には力を貸してはくれません。力を貸してくれるようになるには共に汗をかくこと、ごまかさないこと。

よく言われるように多くの職人、クラフトマンはぶっきらぼう、無愛想、無口なのは確か。人とのかかわりが苦手なので職人になったのだから。でも呼吸が合うとこれほど安心感のある人たちはお宝になりますよ。