彩色エッチングガラス(彩色アートガラス)

現場で金彩を入れた、と書きましたが、エッチングガラスの色を付ける場合、気を付けることは耐久性です。

通常の色材ですとテープなど貼って剥がすと、色も剥がれます。ですのでガラスの色材はガラスに食い付くような性質ものを使います。

ステンドグラスと違って、細かいニュアンスが出ます。ステンドグラスはガラス自体が色ガラスなので発色はとてもきれいですが、どちらの技法もそれぞれ特徴があり、お好みです。

基本、彩色は工房内での作業です。第一の問題は、彩色時にかなりの刺激臭がある。色が固定されれば無臭なんですが、エアーブラシなどでは結構臭いが広範囲に広がります。ですので彩色時はかなりしっかりした作りのマスクをしてます。

暑い日にさわやかに感じるオリーブ、クリアのガラス玉がよりさわやかさ、涼しさを増してくれます。夏のカルピスのよう。

我々世代は、夏のカルピスは憧れ、よくて渡辺の粉末オレンジジュース。

こちらはミラーの裏から彫刻して彩色。

6本の色鉛筆濃淡3色、これだけで18色、色作って色味を確認するだけで1日かかった記憶があります。

このようなグラフィック的なデザインは好物です。