和のステンドグラス

ステンドグラスはヨーロッパ発祥なので、多くはヨーロッパ調、現在はハワイアンな南国調のデザインが人気ですが、和のデザインでのご要望もあります。

デザインは帯の柄からおこしました。エッチングガラス含めて、やはり和柄はなんかテンションが上がります。

こちらのステンドグラスはベースをクリアに虹色のガラスを使って、見る角度で虹が見えるようにしています。

アートガラスの仕事に就いた40年近く前、新しい試みをするとよく「邪道」と言われたものです。特にステンドグラスにおいては、けっこう頭が固い人が多かった印象。

そういう人は古典的な技法オンリーで、一枚のステンドグラスも50cmx60cmくらいまでで、大きな1枚物は出来ない技法でした。

その後、建築ステンドでは大きな1枚物を要望されることが多くなり、今では120cmx2m50cm位であれば、安全見て1枚物でも可能な技法になりました。もっともこの大きさですと、古典的な技法では無理です。

新しい技法を確立すれば、それは邪道でなくなり、別の技法のひとつとなります。そういう意味ではアメリカはステンドグラスやアートガラスは、チャレンジャーです。

やはり月に人を歩かせる国は、考え方が違いますよ。