ガレ調グラス

久しぶりのガレ調のグラス、このグラスは素材を特注。特注の場合は色を溶かしたひと窯分で発注します。

ですのでひと窯で作れるだけの個数分となります。通常で300個~400個くらい。ひと窯、ひと色なので色x個数で数千個はすぐになってしまいます。

このようなグラスを作ってくれる国内ガラスメーカーも少なくなってしまいました。

このグラスの形はガレ生誕記念で作りました。けっこう豪華な欧州イメージ。制作技法はガレの時代とはまるっきり違います。ガレの技法で作っている工房は国内ではもう無いでしょう。このグラス材も残りはわずか。

ガレの時代と同じ技法で作ることは薬品規制と設備がなくもう出来ません。ですのでイメ―ジは近く、技法は容易に考えないとまとまりません。

西洋のデザインは足し算、目いっぱいデザインしていく方向。

西洋のお城の室内装飾なんてものすごい。権力者がこれでもか、というくらい天井まで煌びやか。

和のデザインは引き算、空間に意味を持たせます。

でも日光陽明門の目いっぱいの装飾はアニメちっくで好きです。