１９ミリの厚いガラスにユリの花を彫刻、ガラスが厚いので思い切り彫れます。さらに陰影加工をすれば立体感が増します。
住宅など多く使われているガラスの厚さは５ミリほどで、大きな窓も実はそれほどガラスは厚くはありません。四方をのみ込ませるとガラスはかなり風圧などには丈夫ですが、むき出しや彫刻をする場合はその分厚く考えるようになります。
それでも８ミリ１０ミリ１２ミリが主流が、この上の１５ミリ１９ミリは工芸的な仕事ではよく使います。以前は２５ミリ厚のガラスがありましたが、今は製造中止、残念。
ガラスは水の比重の２，５倍なので、２５ミリ厚の１ｍ角のガラスは約６２キロほどあるので一人では安全に移動できません。重いっす。
力自慢で持ち上げる重さでなく、安全に移動できるガラスの重さは男子で２５キロほどです。それでも何十ｍと移動するときは何度か休憩します。
世界中のいろいろなアートガラスの情報が入る時代になりましたが、今でも素敵なデザイン、技法表現を見るとまだまだ未熟と落ち込みますよ。
そんな時は越山先生のお言葉を。
